こんにちは。
ビジネスデザイナーの齋藤です。
よくコンサルティングをしていると、以下のような質問をいただく事があります。
・どんな意識でコミュニケーションをされているのか?
・思い込みが外れる様な発言のコツとは?
・どんな意識を持って相手の話を聞いているのか?
今回は、これらの質問をまとめて・・・。
「売上や成果に繋げるビジネスコミュニケーションのコツ」
この場では、こんなテーマで回答させていただきます。
(多分、聞きたいのはこの辺りの話だと思うので)
さて、それでは、結論からお伝えしますと・・・。
コミュニケーションでは、“表面上の問題”ではなく“本当の問題”を探っていきます。
“本当の問題”とは、相手が自覚できていない・・・。
“表面上の問題”を発生させている、根本となる原因です。
例えば、「集客を増やして、売上を増やしたい。どうしたら良いだろうか?」
こんな相談があったとします。
(勉強会やセミナーでもお伝えしていますが、実際のビジネスシーンでもよくある相談ですね^^)
一般的には、それでは、どんな集客方法がベストなのか?
考えていきましょうという話の流れになります。
そのために具体的な成果目標や数値目標を確認していき・・・。
次に、お金や時間、労力など掛けられるリソースを確認していきます。
しかし、これだけだと、売上や成果には繋がり辛い事がしばしばあります。
なぜなら、“表面上の問題”をなぞっているだけだからです。
一時的な問題解決はできても・・・。
おそらくまたすぐに同じような問題にぶつかるでしょう。
イタチごっこの繰り返しでお互い疲弊していき、資金ショートでプロモーション終了。
決して少なくない話です苦笑
そこで、見るべきは“表面上の問題”ではなく“本当の問題”となっていきます。
今回の例で言うと、集客を増やさなければいけない“本当の問題”ですね。
話を聞き進めていくと、多くの場合、集客方法が問題でない場合がほとんど。
・ビジネスモデルが儲かり辛いから限界値が早い
・マーケティングの全体像ができあがっていない
・セールスの流れが抜け落ちていて売上に繋がらない
例えば、こんな感じですかね。
(費用対効果の感覚がズレてる、社長と部下で集客の認識が異なるとかも多いです)
短期的には変化が見えづらくとも、まず“本当の問題”に取り組んでいく事で・・・。
“表面上の問題”は自然と消えていきます。
理想は、“本当の問題”に取り組みつつ、“表面上の問題”にも手を加える事。
短期視点と長期視点でビジネスを見通せる事ができれば、言う事なしです。
ここまでを踏まえた上で、一番最初に取り組むべきベイビーステップは・・・。
良い意味で、“相手が言っている事を全て疑う事”かと。
相手は決して悪気があって、“表面上の問題”を伝えているわけではありません。
“本当の問題”は、本人だけでは自覚がなかなかできないのです。
そこで、相手の“本当の問題”に気づかせるための、ナビゲーターが必要です。
情報に手軽にアクセスできるようになった反面・・・。
情報過多になり、意思決定に必要な情報が分かりづらい現代社会。
現代では、“本当の問題”を見つけ出せる優れたナビゲーターの存在が不可欠。
そんな存在を目指していく事が、変化の激しいビジネスシーンを・・・。
生き抜く一つの道標になるかもしれません。