こんにちは。
ビジネスデザイナーの齋藤です。
※知人のコミュニティで発表した、『夜と霧』という書籍を読んだ際のレビュー原稿を掲載します。
「5年後、10年後、どんな人生にしたいですか?」
こういった未来に向けた質問をすると、多くの方はなかなかサッとは答えられません。
それも仕方がないのかもしれません、毎日、毎日、目の前の仕事に追われていると・・・。
なかなか未来の事を考える余裕も、時間も、ありませんから。
しかし、優先順位を変える時が、そこまで来ているのかもしれません。
アフターコロナと呼ばれる、これからの時代を生きていくためには・・・。
「未来の事を考える」のを、第一に考える必要がありそうです。
コロナウイルスが蔓延する中、以前と変わらずに輝き続ける人、企業は・・・。
目の前の惨劇を冷静に見据えながらも、未来について語り続けた方々でした。
「コロナウイルスのピークが過ぎ去ったら、こんな事をしてお客様を喜ばせたい」
「来年、再来年にはあんな事をして、皆さんを楽しませたい」
決して未来への希望を失わず、口にし続けた人こそ、コロナウイルスが蔓延する中でも、
しなやかに生き残り続けたのだと思います。
『夜と霧』という作品の中でも、しつこいぐらい語られていたのが、「未来」への考え。
未来の目的を持たせる、未来を信じる気持ち、未来に向けられた意志・・・。
「あなたは未来についてどう考え、どう生きていくのか?」
『夜と霧』いう作品を読んだ時、こんな風に問いかけられているように、感じました。
まだまだ先行きが見えない昨今ですが、『夜と霧』という作品はそんな現状に・・・。
一陣の光を灯す、アフターコロナ時代のガイドブックのように感じました。
もし、コロナウイルスが、私たちが自らの未来を見つけるためのギフトだったとしたら?
この作品を読んだ後は、そんな風にすら思う事ができました。
あなたはこれからの人生を、どんな未来のために使うでしょうか?