プロパガンダを視野に入れた、商品設計や集客企画

プロパガンダを視野に入れた、商品設計や集客企画

こんにちは。

ビジネスデザイナーの齋藤です。

 

見込み客が気付いていない問題の言語化。

 

商品設計や集客企画を考える際、この点を見つけられるかどうかが・・・。

成果を出せるかどうかに大きく関わってきます。

 

この手の話は、セミナーや勉強会で質問を受ける事が多いのですが・・・。

イメージをするのが難しいテーマでもあります。

 

そこで、本日は、歯科業界を例に取り、問題の言語化について・・・。

少し考えてみます。

 

「芸能人は歯が命」というCMが随分昔に流行しましたが・・・。

現在では、舌ブラシやマウスウォッシュなど、たくさんの関連商品が生まれています。

 

健康産業の中でも後発ながら、ここ数年で市場が大きく拡大した業界です。

それでは、なぜ、健康産業の中でも歯科業界が数年で大きく発展したのか?

 

それは、必要性や不利益性をうまくこじつけて・・・。

商品を売り込まずに売り込む企業や病院の活躍があったからです。

 

必要性や不利益性をこじつけて・・・。

「将来の問題」を、「現在の問題」に置き換える。

 

この点に冒頭でお伝えした、“問題の言語化”の秘密があります。

 

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■「いつまでも美味しい食事をするために、歯周病の予防に取り組みませんか?」

 

例えば、一昔前に流行った歯周病予防の広告。

こんな風に言われても、なかなか自分事としてはピンと来ません。

 

「まぁ、時間がある時に取り組みます」で終わりかと。

 

■「週末のデートの前に、口臭の予防を実施しておきませんか?でないと・・・」

 

ここ最近、よく見かける口臭という言葉を使った広告。

これなら、必要性もあり、実施しなかった時の不利益性もあります。

 

口が臭いと言われたらどうしよう、こんなイメージさえも浮かびます笑

 

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伝えている内容は違いますが、売られている商品は同じです。

デンタルクリーニング、舌ブラシやマウスウォッシュ、その他関連商品です。

 

こんな風にして、自らの業界でも、必要性や不利益性をこじつけて・・・。

「将来の問題」を、「現在の問題」に置き換える事はできないか?

 

この点について考えてみるのは、業界内でのポジションの好転に確実に繋がるかと。

「口臭」や「未病」などのキーワードに関連する記事や説明。

これらを見聞きした事がある人はお分かりかもしれませんが・・・。

 

今まで気づかなかった視点を一度でも知ってしてしまうと・・・。

これらの言葉を知らなかった頃に戻るのは、難しい。

 

「口臭」や「未病」という言葉を知らなかった時には、これらに関係する・・・。

悩みや不安は存在しなかったのにも関わらずです笑

 

このように、見込み客が気付いていない視点を・・・。

うまく伝える事ができる商品や集客の企画。

 

これを計算して企画を考える事ができれば、成果に直結します。

 

多くの人が「気付いていない視点を伝える側」こそ・・・。

政府や企業のプロパガンダ(情報操作)と同じポジションと言えます。

 

業界内で主導権を握る派閥争いも、このようなポジションの争いと言えそうです。

 

「気付いていない視点を教えられる側」ではなく・・・。

「気付いていない視点を伝える側」になるには、どうしたら良いのか?

 

このような観点で、自分の商品設計や集客企画を見直してみると・・・。

新しい気づきがあるかもしれません。